2022年7月26日付で、令和3年度優良工事表彰として国土交通省関東地方整備局相武国道事務所より表彰されました。
受賞工事は「R2国道20号八王子南BP館地区改良その16工事」です。
この工事は、八王子市館町を通る国道20号八王子南バイパス整備工事事業の一環で、土砂の掘削及び鋼管杭を打ち込んだ擁壁面に壁面パネルを設置する工事です。
本工事では周辺地形情報をドローンによる3次元点群データ、土工・コンクリート構造物情報は2次元設計データから3次元設計データを作成し「ICT土工」の3Dデータとコンクリート構造物の3Dデータを組み合わせた「CIM全体モデル」を作成しました。
「CIM全体モデル」には様々な施工情報や残置構造物を含めた複雑な構造物が可視化できる状態で記録されるため、誰でも施工内容が理解し易くなり、すべての工事関係者が現場状況や施工手順を容易に把握でき、手戻り、手直しを未然に防ぐことができます。 躯体と仮設構造物の位置関係も事前に可視化され、問題点の発見もし易くなりました。次回工事へも効果的に活用でき、課題となっていた現場技術者の業務負担が2割削減できたことで生産性が向上し効率化・高度化を図ることができました。
この表彰は、令和3年度に完成した工事及び完了した業務の中で特に優れた成績を収めた工事であると認められた結果です。
弊社は今後も、熱意と努力をもって技術の向上と円滑な事業の推進を目指し高い評価が頂けるよう、
邁進してまいります。
(※)ICT:i-Constructionの略称。ドローンを用いた3次元測量(UAV測量)ではこれまで数週間かかっていた調査日数が大幅に削減できます。
(写真上段:CIMモデル。写真中段:工事完成写真。写真下段:表彰式の様子)